Band Wireless
Band Wireless は、主に施設での確実な危険通知やVR施設での触覚フィードバックに利用することを想定したモデルで、腕や脚、胴体など身体の任意の場所に装着することが可能です。無線モジュール ESP32 を組み込んでおり、Wi-Fi など主要な無線方式による遠隔駆動が可能です。内部メカは Band モデルとほぼ同様で電池を内蔵し、有線入力も対応していますが、音声出力は省かれています。
本製品はプログラミングが必要であるため、開発者向けとなっております。適宜 VSCode による Hapbeatへの ファームウェアや音声データの書き込みが必要となります。また低遅延(数ミリ秒程度)での通信が必要な場合 ESP-NOW の利用を推奨いたしますが、別途 ESP32 マイコンを用いた送信機(M5Stackなど)が必要となります。
ご試用・ご購入等のご相談は CONTACT より承ります。
参考価格:25,000円(本体・税込み)
ベルト+帯ユニット参考価格表
種類
価格
ベルト長 *1
帯長 *2
腕
1,800円
約14-30 ㎝
約9–14 ㎝
脚
1,900円
約35-100 ㎝
約23–43 ㎝
胴
2,000円
約43-134 ㎝
約44–83 ㎝
ゴムの伸展量込みの値となります。この値に加え、筐体の幅 5.4 ㎝ が加わります。
この値に加え、筐体の幅 4.4 ㎝ および筐体から繰り出される糸長さ片側2-3 ㎝ が加わります。
※参考価格は本体のみの目安値となります。当社が提供する汎用ファームウェアの導入サポートは致しますが、個別の開発費などは含みません。弊社ではシステム開発も承っておりますので、施設等への導入をご検討の場合はぜひご相談ください。
開発イメージ
基本的なフローは、Hapbeat に振動駆動用の音声データを保存し、それを再生するためのテキストコマンド(例:'0,0,0,0,50,50,0')を Wi-Fi や ESP-NOW などで送ることで駆動する方式です。導入対象のシステムのコードに触れれば比較的容易に実装可能です。例えば Unity の場合、M5Stack などの送信機をUSBで有線接続し、振動を送りたいタイミングでシリアル通信を用いて送信機にテキストコマンドを送ることで駆動できます(送信機用のファームウェアは提供します)。
技術仕様
無線モジュール
ESP32-S3-MINI-1-N8
待機時間
約7時間 *1
稼働時間
約30–60分 *2
充電方法
USB-C 5 W(5V/1A 満充電まで約1時間)
使用電池
LiPo電池(3.7 V・800 mAh)
本体重量
64.5 g
振動CH数
モノラル(左側の音声入力を振動用に利用)
入力遅延
約2.74 msec *3 + 無線による遅延 *4
駆動信号を受信するまで LED、ディスプレイ、振動出力などを全てOFFにした場合
バッテリー駆動で常に振動し続けるようなEDMトラック